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第十四話




次の日は休日で、夕方から私の家で鍋をすることになった。
メンバーは芽依と小春と耀司と私。

言い出したのは耀司である。
鍋が食べたいのだが準備が面倒臭いという理由だ。

孝平も誘ってみたが、芽依が苦手らしく断られた。
芽依が苦手だと言う人などなかなか珍しい。
実は私も苦手だが。

彼は危ない、何故か本能的にそう思っていたのである。
その時電話が鳴った。

『もしもし、北条?』

耳元で聞こえる、芽依の柔らかい声。
決して嫌いなわけではない。

「なに?」

内容は、鍋の材料のことだった。
耀司はきっと、いや絶対、材料など買ってはいないだろうから
買いに行かなくては、というものだった。

私は下準備があるから小春と行ってほしい、と告げた。
実は下準備なんてものはすぐにできるのだが、
二人の邪魔をしてはいけないと気を使ったのだ。

いつもの柔らかい声だった。

『北条と、行きたいんだけど。』

私は一瞬ドキッとしたが、
電話の相手が芽依であることを思い出し、冷静になった。

「私と行きたい、といいますと?」

『話があるんだよね。』

「告白以外なら。」

『ばっかじゃないの。』

芽依はおかしそうに笑って、
じゃあ、と言って電話を切った。
それしにても話とは何なのだろうか。




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