[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
スーパーはかなり賑わっていた。
どうやらもうすぐタイムセールが始まるらしい。
「小春が妬くんじゃない?」
私は芽依にそう言った。
彼はそんなことはどうでもいい、というような言い方で答えた。
「はは、そうかもね、けどあいつはさ、」
後半は周りの声でかき消されてしまった。
タイムセールが始まったらしい。
少し気になったが、先ほどの様子では
どうもこの話題は彼の望むところの話ではないようだ。
私は聞き返すことをやめた。
「話ってなに。」
周りの声にかき消されないよう、
大きめの声で言ってみる。
「出てからにしよう。」
そう言ってゆっくりとレジのほうへ向かった。
芽依の香水がほのかに香った。
いい匂いだった。
| ≪ 第十六話 | | HOME | | 第十四話 ≫ |